「タングルティーザーブラシ」に関する特許侵害案件(第二審)を成功裏に代理

ブラシは人々がよく使う生活用品で、特に女性にとって、長い髪は結び目を作りやすく、ブラシによって髪をよく整えることができる。中でも英国の「Tangle Teezer(タングルティーザー )」ブラシはイギリス殿堂級の絡まない魔法のヘアケアブラシとして世界的な人気を博し、世界的にファッションメディア大賞を数々受賞しており、英王室ケイト妃も愛していたという。

(Tangle Teezerブラシ)

事件概要

「Tangle Teezer」ブランドの創業者であるショーン・ペリフレイ(SHAUN PULFERY)は、中国で発明「ヘアケア装置」を出願し、2012年に権利を取得した。2018年、特許権者はこの特許権を侵害したことを理由として、英曼投資社を広州知識産権法院に訴え、英曼投資が製造・販売した「女王頭部マッサージブラシ」は侵害を構成すると主張し、第一審法院は審理後、英曼投資に対して、特許侵害行為を停止し、経済的損失を賠償す るよう判決した。

英曼投資は、第一審判決を不服とし、最高人民法院への上訴を北京フェアスカイ特許法律事務所に委託した。フェアスカイの弁護士は、第一審の資料、判決、権利侵害で訴えられた製品を十分に研究、検討した後、権利侵害で訴えられた製品は係争特許と比べてキーとなる技術的特徴が欠けており、特許侵害に該当しない可能性が高いと考え、非侵害抗弁戦略を採用することを決定した。

また、特許権者は特許無効審判手続において、係争特許に進歩性があることを証明するための研究報告書を提出したことがあり、この報告書では、係争特許と効果実験比較の従来技術案が示されているが、実際、係争侵害製品の効果は当該従来技術案により接近しているため、係争侵害製品は係争特許の効果を有していないことを補足的に証明することができると判断した。

 

先日、フェアスカイは最高人民法院知的財産権法廷が下した第二審判決書を受領したが、この中で、侵害製品は係争特許の請求項1の保護範囲に含まれておらず、特許侵害を構成しないとして、広州知識産権法院が下した第一審判決が取り消され、クライアント(英曼投資)の第二審勝利を成功裏に助けた。

 

フェアスカイコメント

本件は主にクレーム解釈の問題に関わっている。事件の状況を十分に検討した後、文義解釈、審査経過文書及び無効審判段階の証拠と陳述を総合的に採用し、特許権者のクレームに対する補正、解釈及び進歩性を有することを証明する過程をトレースし、係争侵害製品と比較する際に明確な比較根拠があるようにした。また、特許権者は、無効審判段階で提出した研究報告書中の比較実験の1組の比較対象は特許製品並びに係争侵害製品の技術案と同一の製品であり、この比較の結果、特許製品は係争侵害製品の技術案を採用した製品に対して進歩性を有していると主張していたため、第二審の権利侵害訴訟において上訴人に有利な証拠として採用された。

Web Design San Francisco