西安ネットレッドSPACELAB無重力レストランによる特許侵害案件の一審で勝訴

最近、当所が代理した原告/雲霄飛車(北京)餐飲管理有限会社のZL 200680037518.6号発明特許権に関する侵害訴訟案件(被告:西安快楽星際餐飲管理有限会社)で、西安市中級人民法院(一審)は、被告による関連発明特許権侵害行為を停止するよう命じ、勝訴した。

関連特許はドイツのマイク・ハイネ有限責任会社が所有し、原告にライセンスされたもので、レストランのサービスシステムに関するものである。このサービスシステムはキッチンエリアからダイニングエリアまで料理を重力軌道搬送システムによって搬送するものである。

被告レストランは西安の大悦城内にあり、大唐不夜城及び大慈恩寺と隣接し、食事に来る人が非常に多く、ネットレッドレストランと言われている。

民、食を以って天と為すため、美味しいだけではなく、クリエイティブも求められている。被告レストランのハンバーガーは人気があるが、当該レストランの最も重要なセールスポイントである「テクノロジー感が満たされた料理搬送システム」は侵害製品であることが西安中級法院によって判決された!

被告レストランの料理搬送システムは下図の通りである:

下図は関連特許の明細書図面35:

下図には被告レストランの食器搬送用の補助搬送装置が示されており、両側の「C」字型の爪(ガイド部)によって軌道を掴んで滑り落ちることができる。

下図は関連特許の明細書図面25、26であり、その補助搬送装置の一つの具体的な実施例の断面図及び上面図である。

特許権者は2006年12月11日に関連特許を申請し、現在、全世界に20件以上のファミリー特許/出願を所有し、ドイツのハンブルク、ドイツヨーロピアンパーク、ドイツのドレスデン、イギリスのアルトンタワーズパーク、オーストリアのウィーン、ロシアのソチ、アラブ首長国連邦のアブダビ等で複数のローラーコースターレストランを直接的または間接的に運営している(http://www.rollercoasterrestaurant.com/en/)。被告レストランと関連する類似レストランは北京、上海、深圳、蘇州等にあり、その中で北京無重力レストランが最も早い。2019年3月19日に失重(北京)餐飲管理有限会社は国家知識産権局に無効宣告請求を提出し、2019年10月14日に国家知識産権局は「特許請求の範囲を補正したうえで関連特許の有効を維持する」との第41958号無効宣告請求審査決定を下した。

西安中級法院(一審)の判決は確定判決ではないが、少なくとも被告レストランによる関連特許の侵害事実が一義的に認定された。侵害を停止するよう判決されたネットレッドレストランが、今後このような斬新な料理搬送方式を利用できない場合、その人気を保てないであろう。

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