3,500万人民元! 賠償金額が最も高い営業秘密案件

福建省福抗薬業股份有限公司(以下、「福抗公司」と略す)は、ビタミンEの生産項目を展開するため、浙江新和成股份有限公司(以下、「新和成公司」と略す)のスタッフ兪科から技術情報を買い、兪科はビタミンEの中間体「ネロリドール」の生産技術を60万人民元で「福抗公司」に売却した。その後、兪科は副所長として「福抗公司」に転勤し、山東新和成公司及び該会社の職場主任梁百安が秘かにコピーした606の職場技術資料を「福抗公司」のビタミンE中間体の研究開発に使用した。福建省海欣薬業股份有限公司(以下、「海欣公司」と略す)の設立後、「福抗公司」のビタミンE項目を「海欣公司」へ移し、兪科も副マネージャーとして「海欣公司」に転勤した。

「新和成公司」は、「福抗公司」、「海欣公司」及び兪科が自身の技術秘密を侵害したとの理由で、「1、直ちに営業秘密侵害行為を停止し、具体的には:「福抗公司」及び「海欣公司」は直ちにビタミンE及びその中間体の生産・販売を停止し、生産、実験設備を廃棄する;「福抗公司」、「海欣公司」、兪科は直ちに営業秘密に関する図面、技術書類を廃棄する。2、原告に経済損失5,000万人民元および合理的支出100万人民元を賠償する。3、被告は本件の訴訟費用5,100万人民元を負担する。」との訴状を裁判所に提出した。

裁判所は最終判決で3被告に対して、3,500万人民元の経済損失及び22万人民元の合理的費用を原告に賠償するよう命じたが、本件は、これまでで最も高い賠償金額の営業秘密案件となった。本件に関わる事実問題と法律問題は、証拠保全手続き、営業秘密案件における再度の秘密漏洩の防止、営業秘密権利侵害事実の挙証責任の分配、権利侵害による利益の計算及び懲罰的損害賠償の類推適用などの問題に関わっている。類推方式で懲罰的損害賠償を適用し、被告行為の制裁力を強化するとの本件における裁判所の判断は、公平な競争環境を守るとの決意を反映したものである。

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