百度百科の言葉に対する編集が名誉毀損とされ百度が権利侵害と判断された

中国の趙氏は、百度百科において亡くなった父親の言葉内容を百度のユーザーが編集した行為は、趙氏の父親の名誉権侵害になるとの理由で、百度を相手取って訴訟を起こし、権利侵害者に関する情報提供、かつ象徴的な賠償人民元6元を請求した。

百度は、インターネットサービス提供者であるため事前審査義務がなく、かつ、事後に「通知-削除」義務を履行したと抗弁したが、北京インターネット裁判所は次のとおり判断した。ユーザーが言葉の紹介内容を作成・編集する過程で、知識の共有及び観点の表現に関わってくるため、権利侵害を引き起こすリスクが存在している。「百度百科」の管理者として、百度は当該リスクの発生を防ぐ意識を持つべきであり、かつ、自社の能力に応じて、必要で合理的な措置を取ることにより、規制を加えるべきである。特に人間の言葉に対する編集は、主観的、感情的、及び恣意的な表現が現れやすい。百度は「言葉の編集」に対する規制を厳しくする必要がある。裁判所は、百度は権利侵害に該当すると認定し、謝罪と共に、精神的損害慰謝料6人民元を賠償するよう命じた。

本件において、判決で裁判所は以下の内容も示した。「百度百科」を代表とするインターネット百科は、徐々に社会に頼られている情報入手ルートの一つであり、既に社会公共の利益に係わる性格を呈しているので、インターネット内容の構築に対してより高い要求を求めるべきである。百度は、経営リスクを減少させるために、免責に関する記載を無制限に拡大してはならない。百度は、インターネット技術を充分に運用し、審査システムのロジック判断、演算能力を向上させ、人工知能及び人間による審査を補佐とし、清潔できれいなインターネット空間を作り、インターネット百科類の製品を社会及びインターネットの発展のためにサービスする責任がある。

 

出所:北京インターネット裁判所

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